クロス通貨でもマイナー通貨には注意
相場状況
現在もドル買い相場が続いていますが、大きな要因がなければこのまましばらくドル買いが続きそうな状況になってきました。
USDJPYでは日足レベルの中期移動平均線を大きく上抜けて、長期移動平均線まで試す勢いで強い上昇相場になっています。
その他のドルストレート通貨でも、主要なサポートレジスタンスラインブレイク後のリターンムーブでさらにブレイク方向に伸びそうなパターンを形成していたりと、ドルがまだまだ買い進められやすい相場です。
しかしその分、利益確定による決済注文にも注意が必要です。
大きな上昇などの勢いのある動きは、調整波に入った際の動きも大きくなりがちで戻し幅もそれなりに戻すことが多いです。
調整波のリターンムーブを狙ってもその水準以上に戻してくる可能性も高まっていますので、今の相場状況ではやや過熱気味と見て、確実な利益確定と、確実な損切りを徹底したいところです。
NZDCADトレード結果
NZDCADでは、①のラインで買いエントリーして、②のラインで利益確定としました。
4時間足サポートレジスタンスラインでのリターンムーブで買いエントリーしましたが、なかなか伸びませんでした。
ボラティリティが低くすぎたので、高値更新で利益確定としました。その後大きく下落しているので、利益確定していなければ損切りになっているトレードでしたが今回の結果はたまたま運が良かっただけでした。
本来のトレードルールであれば利益確定しておらず損切りになるトレードであり、ボラティリティの低さから手仕舞いしただけの話で、環境認識は外れていました。
しかし、マイナー通貨のトレードではボラティリティの低さから、テクニカル分析における集団心理という要素は低いと見ていますので、今後もマイナー通貨のトレードでは利益確定は早めに、取れる所を取っていくスタイルでいこうと思います。
EURNZDトレード結果
EURNZDでは、①のラインで売りエントリーして、②のラインで利益確定としました。
EURNZDでも前回安値更新で利益確定の手仕舞いをしました。
EURNZDでは環境認識通りの値動きとなっていますが、NZDCADとの相関を考慮して同時に手仕舞いとしました。
手仕舞い後に一度エントリーラインまで戻されて、1時間足レベルのトレンドラインに抑えられていますが、本来ならここは売りタイミングでしたのでその後順調に下落している事から、EURはボラティリティが高いので保有していても問題は無かったという事がわかりました。
(マイナー通貨と比べてですが)
まとめ
今回はパターンが当てはまり、環境認識がしやすいクロス通貨でトレードしましたが、EUR NZDのようなクロス通貨であればEURのボラティリティがあるのでまだ振り幅はそれなりですが、 NZDCADのようなマイナー通貨では、ボラティリティが低いので突発的な大きい注目で振り幅も大きくなるのでトレードしにくい印象です。
結果的に、マイナーなクロス通貨はトレードできるFX業者も限られていますし、ボラティリティが低いとテクニカルも機能しにくいという事で、手出し無用との結果となりました。
基本はドルストレートで、クロス通貨を見る時でもボラティリティが高い主要通貨のみのトレードで十分であると思います。
それでもパターンが無ければその時はトレードをお休みして過去分析とかしてもらえたらと思います。
個人的にはもっとドルストレートの精度を高めていこうと決心できたトレードでした。